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【実録あり】プロパンガス料金を下げる方法を解説!都市ガスと同じ料金!?【固定費削減】

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固定費削減シリーズ、今回は「プロパンガスの料金を下げる方法」を紹介します。

プロパンガスは都市ガスより料金が高いというイメージがあると思うのですが、実はそれには”あるワケ”があったんです!

プロパンガスの料金が高い”ワケ”を知り、知識武装して対抗していきましょう。うまくいくと、都市ガスと同じくらいの料金に下げることもできる!?かも知れません^ ^

プロパンガス料金の内訳

プロパンガスの料金には、大きく分けて2つあります。

プロパンガスの料金①

❶ 基本料金
・ボンベ配送費用
・検診費用
・安全管理費用

❶基本料金は、携帯と同じで、毎月必ずかかる定額の料金です。

プロパンガスの料金②

❷ 従量料金
・実際に使用したプロパンガスの料金
・従量単価×使用料

❷従量料金は、携帯でいえば、通話料30秒20円のような、使った分だけかかる料金のことです。

本当は、プロパンガスも都市ガスも、ほぼ同等の料金なのですが、一般的にプロパンガスの方が、都市ガスに比べて1.5~2倍高いです!

ではなぜプロパンガスが高いのか、”そのワケ”を次から詳しく解説していきます。

プロパンガス料金が高い理由

プロパンガス料金が、都市ガスに比べて高い理由は、大きく分けて2つあります。

プロパンガス料金が高い理由

① ガス設備の違い
② 価格システムの違い

順番に説明しますね。

① ガス設備の違い

都市ガスとプロパンガスでは、ガス設備が異なります。

都市ガス

(参照:北海道ガス)

都市ガスは、道路の下のガス管を通じて供給されます。

そのため、

ガス管を家やアパートに通す初期費用はかかりますが、それ以降の人件費やボンベ輸送代はかかりません。

プロパンガス

(参照:日本ガス)

プロパンガスは、LPガスが入ったボンベを事業者が配送します。

そのため、定期的に安全点検やボンベ輸送したりしないといけません。この輸送代や人件費の分、料金が高くなってしまいがちです

都市ガスとプロパンガスの違い①

① ガス設備の違い
✅直接訪問のボンベ輸送代
✅機器の安全点検の人件費等

②価格システムの違い

賃貸のガス機材(給湯器、コンロ)の多くは、もともと大家さんが用意してくれていますよね。

賃貸のガス機材の値段

■給湯器:10万円前後
■ガスコンロ:2~3万円

なるべく大家さんは、この負担を下げたい。数年に1度、交換もしないといけないし。。。

そこで、大家さんとしても費用を下げたいので、プロパンガス(LP)ガス業者にお願いすると、「無料」で取り付けてくれる場合があるんです。

そうすると、無料にした給湯器やコンロ費用を、ガス会社がどこで回収するかというと、「入居者に、毎月のガス代金を割高に」することで、回収しているんです!

⭕️良心的なガス業者:月に1万円のガス料金
❌割高ガス業者:月に1.3万円のガス料金
⇨差額の 3,000円で、ガス業者は給湯器代などを回収

つまり、「入居者が、間接的に給湯器やコンロの費用を負担している!!」ということです。

しかも、「賃貸アパートやマンションの場合、ガス業者とは大家さんが契約しているので、入居者が変更することが出来ない!!」

それでは、「どうすれば安くできるのか?」を解説していきますね。

都市ガスとプロパンガスの違い②

②価格システムの違い
■ガス会社が自由に決めることができる
■価格設定が不明瞭
※賃貸の場合、更に高い可能性あり

プロパンガス料金を下げる方法

それではいよいよ、プロパンガス料金を下げるための方法を紹介します。

ですが、料金を下げる方法の前に、まず「相場を知る」ということが最優先です。

現在の料金が適正な料金なのか、それとも割高な料金なのか、それを見極めてから、料金を下げる方法を考えていきましょう!

プロパンガス料金の「相場」を知る

プロパンガス料金でも何でもですが、まず「相場を知る」ことが大事。何でも、相場を知らないとぼったくられる可能性が高くなります!

そこで、プロパンガス料金の相場を知る上で、とても有益なサイトが「プロパンガス料金消費者協会」です。

(参照:プロパンガス料金消費者協会)

このサイトでは、お住まいの地域と料金などを入力していくと、「プロパンガス料金の適正な金額」を調べることができます。

ここで覚えておいて欲しいのは、「優良なガス会社を使えば、都市ガスとさほど変わらない料金になることがある!」ということを覚えておきましょう!

※このプロパンガス料金消費者協会のサイトから、優良なガス会社も探すことが出来ます

次からは、プロパンガス料金を下げる方法を紹介していきます。

プロパンガス会社との値下げ交渉

相場を知れば、ガス会社との「値下げ交渉」もできるのですが、、、
実はあまりこれはオススメできない方法です。

値下げ交渉がおすすめできない理由

・半年後くらいからまた勝手に値上げされてしまうことがある
・2〜3年経ったら元より高くなっている!?
・値上げは通知だけで、無責任な値上げ

※結局、悪質業者は、どこまでいっても悪質w

値上げの理由として、「原油価格が高騰してるため、、、」と値上げをするのですが、原油価格が下がっても値下げはしないものです。まあ、そういう業界なんですね。

なので、値下げ交渉は、めんどくさい上に、あまりメリットがないので、あまりオススメできないんですね。

プロパンガス会社を乗り換える

一番オススメできるのが、「ガス会社を乗り換える」です。

知らない人も多いですが、プロパンガス業者は変更することが出来ます。しかも切り替えに費用は発生せず、30%程度安くなることもあります。

優良なプロパンガス会社の探し方

優良なプロパンガス会社を探すには、先程の「プロパンガス消費者協会」を経由すると、優良な会社を紹介してくれます。

しかも、「ガス料金見守り保証」という、ガス料金の「不透明な値上げ」を予防できる保証もつけてくれます。もちろん無料で。

一戸建ての場合

一戸建ての場合は、プロパンガス会社の変更が比較的簡単です!

持ち家だったら、もちろん自分の自由に変更することが出来ますし、賃貸の場合でも、他の入居者がいないので、大家に確認さえとれれば、簡単に変更することが出来ます。

賃貸マンション・アパートの場合

賃貸マンションやアパートの場合は、だいぶ難しいです。

なぜかというと、まず大家がプロパンガス会社と契約しているので、入居者に権限がないこと。
他にも入居者がいるので、全体を変えないといけないですしね。

なので、まず大家か管理会社に相談することが一番です。ただ高いと言っても取り合ってもらえないので、きちんと「数字を使った、理屈を持った交渉」が大事です。

交渉の具体例

✅インターネットで調べた適正価格(プロパンガス消費者協会)よりも〇〇〇円高い
✅ガス代が高すぎるため、本気で引っ越しを考えています

ガス代は大家の懐が痛まないので、なかなかとりあってもらえないです。

でも、空室は数十万以上の損失!!(広告費、空室期間の家賃、リフォーム代金)。空室を生むくらいなら、、、と考える大家さんもいる。

・大家の手間を省くために、安い業者をこちらで探すことを伝える!
・大家さんにとって、あまり関係のないことなので、めんどくさがる大家さんも多いからです。

設備費用の契約期間がまだ残っている場合にも、残りの設備費用を負担してくれる優良ガス会社もある

新たなガス会社に、設備費用の契約期間が残っている場合のことも確認して、大家さんの負担がかからないようにする

小さいアパートなら、入居者全体で協力する!のも手です。

一人だとなかなか取り合ってくれないですが、入居者全体なら取り合ってくれる可能性もあります

(実録)実際のプロパンガス料金

それでは、僕の実際のプロパンガス料金と、適正料金早見表(アパート)を見ながら、実際のプロパンガス料金がどうなのかを検討していこうと思います。

適正料金早見表(アパート用)

(僕が住む)岡山県の適正料金

基本料金:1,800円/月
従量単価:530円/㎥

実際のガス料金の明細  ↓

従量単価は、各使用料に応じた従量単価、すなわち、「使用料0.1~1.5の間、従量単価は460円」、「使用料1.6~5.0の間、従量単価は670円」という意味です。

適正料金と実際の料金との比較

それでは、適正料金と実際のガス料金を比較します。

✅岡山県の適正料金
・基本料金1,800円/月
・従量単価530円/㎥
=1,800円+530円×48.7㎥=27,611円(税抜)

適正料金と実際の料金との比較(48.7㎥)

✅実際のガス料金⇩

使用料従量単価基本料金:1,700円
0.0~0.000
0.1~1.54601.5×460=690
1.6~56703.5×670=2,345
5.1~106505×650=3,250
10.1~156205×620=3,100
15.1~(48.7)59033.7×590=19,883

基本料金:1,700円
※使用料合計金額=29,268円(税抜)
(単価=
29,268円/48.7㎥≒601円/㎥)

合計金額:基本料金+従量料金=1,700+29,268=30,968円(税抜)

適正料金と実際の料金との差額

■適正料金:27,611円(税抜)
■実際の料金:30,968円(税抜)
✅差額:3,357円/月(税抜)

年間では4万円くらいの差が出ますね^ ^;

プロパンガス会社の儲けはどのくらい?

一般的に、給湯器やエアコンをガス会社が無償で取り付ける場合、適正価格に50円/㎥くらいの上乗せをするのですが、このアパートの場合は、70円/㎥上乗せしていることになります。

我が家での平均使用量は「40㎥」で、築20年くらいのアパート、給湯器やガスエアコンを10年で交換する場合、、、

70円×40㎥/月=2,800円/月
2,800円/月×12ヶ月=33,600円/年
33,600円/年×10年=33万6千円/10年

給湯器やガスコンロの値段
■給湯器:10万円前後
■ガスコンロ:2~3万円

※差額=33万6千円–給湯器(10万円)–ガスコンロ(3万円)≒20万円/10年間

プロパンガス会社の儲け=約2万円/年(世帯)です。

もともと適正価格でも利益は取れているはずですが、さらに上乗せして利益を入居者から取っているワケです。

このような収益構造があることを、一般的にはほとんど知られていません。なので、多くの人が適正価格よりも高い金額を支払っているはずです。

まとめ

それでは、今回のまとめです。

プロパンガス料金を下げる方法1

Step1:適正価格を知る(プロパンガス消費者協会)
Step2:プロパンガス会社を乗り換える

Step1で適正価格を知り、プロパンガス消費者協会を通して、有料なガス会社を探し、プロパンガス会社を乗り換えます。

プロパンガス会社を乗り換えることが難しければ、、、

プロパンガス料金を下げる方法2

Step1:適正価格を知る(プロパンガス消費者協会)
Step2:プロパンガス会社との値引き交渉

Step1で適正価格を知ったなら、その適正価格を根拠に、数字を使って現行のプロパンガス会社と交渉して、適正価格に近づけるようにしましょう

この2Stepで、年間数万円の節約になります!初めはとても大変に思いますが、ぜひこの数万円を勝ち取って欲しいと思います。

あなたの財布に手を突っ込まれないよう、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!!

それでは次の記事でお待ちしております^ ^

参考:
・両学長動画:第16-2回 プロパンガス料金を下げる方法【お金の勉強 初級編】
・「プロパンガス消費者協会」

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